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2009. 08. 10  
「着座姿勢を整えるシリーズ」に手をつけられないでいます。ごめんなさい。 7月の末に、全国国公立幼稚園研究大会が本県で開かれ、全国各地から多くの先生方がお集まりになり、8つの分科会やポスターセッション、地域素材を生かした創作活動講座などに大変熱心に参加されていました。 前日からの記録的な豪雨で、交通機関が一部麻痺し多くの皆さんが影響を受けられたと思われます。参加された皆さんホントにお疲れさまでした。 実は私も、在勤地にある幼稚園が、特別支援教育に関する分科会での提案を担当することになったということで、園児さんの観察や職員保護者さんへのお話などで縁があったこともあり、発表のお手伝いをさせていただきました。 依頼を受けて、この夏の発表までの1年間、幼稚園の先生と共に実践を見つめ直し、正しく伝わるように発表内容を吟味したこの経験をまとめて残しておきたいと思います。 今回の発表は「集団における配慮の必要なお子さんへの支援を考える」分科会でのものでした。 発表の中心児であるAさんは、PDD診断を受けているお子さんです。他者との関わりは自発的に働きかける様子こそ見られないものの、集団活動参加時に強く不安定となることはなく、比較的円滑に参加できていますが、見通しのない場面(活動の見通しも、成功する見通しも)において不安定となったり、触覚や味覚の過敏さがみられたりしていました。漢字の読み書きが得意で在園中から新聞を読むことが日課でもあられたお子さんです。 そんなAさんを「一番困っているのはAさんである」ととらえ、集団の中で特徴を生かした指導を、出来る限りで、かつ無理なく行われています。いくつか紹介します。 ?こだわり行動を生かす スイッチを操作することが大好きなAさんは、みんなで歌っているときもオルガンに近づいて操作しようとしてしまいます。そこでスイッチを入れるときと消すときを視覚的に伝え、彼に係として活動させるようにされました。スイッチ操作を保障される見通しができたことで活動参加が増えたそうです。 ?長所を生かす 文字の知識が豊富なAさんに、プリントや連絡帳の配り係となってもらったことで、彼の長所を他児も認識し「憧れ」に似た空気ができたとのことでした。 ?感覚の特異性に配慮する 触覚の特異性から運動会などで使うポンポンを長く触れないAさんに、無理強いするのでなく「配り係」として短い時間触ることから始められたことで、徐々に過敏さが緩和され持てるようになったということでした。 牛乳や野菜の苦手もありましたが、少ない量から、また、園庭でもぎ取るところから始められたことで、徐々に食べられるようになったとのことでした。 ?連絡帳の有効な活用 Aさんの養育に関わり、入園当初の保護者さんは周囲に気を遣い、疲れはてておられたとのことでした。 担任の先生は、Aさんの様子を毎日細かく連絡帳に記入され、お母さんと連絡をとにかく密にとられています。2年間で6冊の連絡帳を見せていただきましたが、耳あたりのよい言葉だけでなく、うまくいかなかった事例や対応した内容、その後の姿などについて詳細にやりとりがなされていました。なにより、互いの「本気」「温かさ」が行間に滲んでおり、感動さえ覚えました。 ?他機関との連携 声高に必要性が叫ばれますが、有機的な連携のためには、保護者さんの理解や園長先生はじめ先生方の軽いフットワークが必要なため、二の足を踏まれる事例も多い中、近隣の医療機関や養護学校、福祉機関などと積極的に関わりをもっておられました。また、発達障害に関する学習会へも先生方は積極的に参加されています。そんな先生方の本気度をきっと保護者さんも感じられ、より連携先が繋がりやすくなるなどポジティブなスパイラルとなっていったことが容易に想像できます。 発表者の先生は、最後にこう結ばれました。 「Aさんを困ったお子さんから、困っているお子さんなんだととらえ直したところから支援が始まった。Aさんも落ち着き、何よりまわりの園児がAさんを仲間として認め、分け隔てすることなく接してくれるようになったことに感謝している。Aさんへの支援はやはりみんなを育てることに繋がったと感じている」 Aさんは現在本校(私が勤務する小学校)に通っています。 入学に関わっての支援やその後の担任の先生による支援についても、いつの日かまとめたいものです。 素晴らしい機会を与えてくださった○○幼稚園の先生方、本当にありがとうございました。 小学校でも変わらぬ支援を目指して取り組んでいきます!
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2009. 07. 30  
「姿勢に着目シリーズ」の続編はしばらくお待ち下さい。 ブログを立ち上げさせていただき、大きくも嬉しい変化は、日本中の先生方や保護者さんと繋がりが出来てきたということです。 いろんなご意見やご相談をコメントや私信にていただくようになりました。 学校では一人職のため、ともすれば孤独を感じることがありますが、一生懸命に実践されている先生方、真剣にお子さんの未来を描き、粘り強く取り組んでおられる保護者の皆様の存在に、エネルギーをいただいています。 そんな保護者さんとのやりとりの中で、ずしりと重く、また、その理不尽さにあらためて考えさせていただいたやりとりがありました。 皆さんと共に、今後も考えていきたいと思い、やりとりをご紹介いたします。 保護者さんからのメールです。ご本人の承諾を得て、若干体裁を整えさせていただいています。 突然メールをして、すみません。 私は ○○在住の 来年 子供が小学1年生になる保護者です。 就学のことで悩んでいます。 通学区域の小学校には、通級も支援学級もありません。 ドクターからは、「どちらかといえばLD 通級じゃないかなー」といわれています。 8月に教育委員会の田中ビネー、9月にWISCー?の検査を受ける予定です。 先日、現在の居住地外にある、通級(LD.ADHD)がある小学校を見学してきました。 支援学級(知的、情緒) 通級 と、3クラスありました。 環境の整った小学校に地域外申請をするべきか メリット 通常学級在籍でも、困った時、すぐ対応してもらえる? 在校生は、通級を週に1〜3時間 通級の先生 担任の先生2人の先生がいる。毎年担任の先生が変わっても、通級の先生が子供を把握してくれている。 デメリット 地域の友達から、離れること、 地域外なので、お友達と接点が少なく、子供が寂しい思いをするのではないのか 区域の小学校にやるべきか…区域の小学校にやるとすると、このままでは行かせれないです。 メリット 保育園の友達がほとんど区域の小学校に行く デメリット 子供が困った時、担任しかいない 通級は週に1度75分になる。(6年間この差は違いすぎるのではないか) 通級 支援学級を立ち上げてもらえないのかな……なぜ、通級、支援学級のようなクラスが、当たり前のように各学校にないのかな、困っている子供たちは、苦しんでいるのに……それがあることで、子供たちが救われるのに……悩みます。 アドバイスをいただけませんか? ※先生、○○県全体で、支援学級、通級 の先生たちが、連携をとり 向上していくことはできないのですか?先生 中心となっていただけないですか? 保護者が一生懸命でも、いろんな人の支え協力がなければ、子供の力を伸ばしてあげることは できません 西風のお返事 西風です。 メールをありがとうございました。 お子さんの就学に際し、ご期待とご不安を抱えておられるご様子ですね。 どの地区にもそれぞれのお子さんに適した指導の場があり、居住地に関係なく平等に支援を受けることが出来るべきなのですが、現状はそのようにはなっておらず、歯がゆい思いを私も持っております。 財政的な問題から即座に各校に特別支援教室を設置するのは難しいものではありますが、ニーズのあるお子さんの入学が前もって分かっておれば学校としての対応を期待することはできます。通級指導教室を設置するには、まず学校から設置請願を出す必要がありますから。 受診を今後なされるということですので、その結果やDrの診断を添えて教育委員会へ相談に行かれることや、現在幼稚園や保育園に通っておられるのであればそちらから区域の小学校の特別支援教育コーディネーターと連絡を取っていただく、また、県の教育センターなどが行っている教育相談を受けられるのもよいと思います。教育相談で有用な情報をもらえるかもしれませんし、そのような相談履歴があることで、就学なさる際に学校側も対応の方向性が明らかになったり、対応する必然性を感じてくれたりするかもしれませんしね。 区域外で支援教室のある学校に通うべきか、区域内に通うべきかの判断については、私にとってお答えが難しいのでご容赦ください。 お子さんのより良い就学をお祈りしています。 > ※先生、○○県全体で、支援学級、通級 の先生たちが、連携をとり 向上していくことはできないのですか?先生 中心となっていただけないですか? 支援教室の担任を含めて、子どもに関わる大人(教職員も保護者も地域も)のスキルアップは必要ですね。私も通級指導教室担当者として自分自身を高め、少しでも周囲によい働きかけができればと思っているところです。 できる範囲での取り組みになりますが、今後も精いっぱい勤めてまいります。 >保護者が一生懸命でも、いろんな人の支え協力がなければ、子供の力を伸ばしてあげることは できません。 このお言葉、しっかりと胸に刻みます。 今後ともよろしくお願いいたします。分かりにくいとこがあれば遠慮なくお尋ねください。 同じように税金を払い、同じようにお子さんの成長を願う、それぞれの保護者さんであるのに、就学する学校により、受けることの出来るサービスが大きく異なることは、やはり切なく思います。 都市部にあり、子ども達の流出が少なく、教育予算も比較的潤沢な自治体と、私が勤める地方の過疎県との環境の違いも大きく存在します。この上、義務教育費の国庫負担まで減ったりなくなってしまったらどうなってしまうのだろうと心配になってしまいます。 特別支援教育よりも、○○に時間を使いましょう。お金も○○に、と風が吹き始めたらどうしようと不安になったりもします。 今の私に出来ることは、着実に実践をし、インクルーシブな社会の在り方、そのための学校教育の在り方を考え続けること、また、叩き台として発信し続けることなのでしょうね。 メールをいただいた○○さん、読んで下さった皆さんありがとうございました。 ご意見をいただければ幸いです。
2009. 07. 30  
「姿勢に着目シリーズ」の続編はしばらくお待ち下さい。 ブログを立ち上げさせていただき、大きくも嬉しい変化は、日本中の先生方や保護者さんと繋がりが出来てきたということです。 いろんなご意見やご相談をコメントや私信にていただくようになりました。 学校では一人職のため、ともすれば孤独を感じることがありますが、一生懸命に実践されている先生方、真剣にお子さんの未来を描き、粘り強く取り組んでおられる保護者の皆様の存在に、エネルギーをいただいています。 そんな保護者さんとのやりとりの中で、ずしりと重く、また、その理不尽さにあらためて考えさせていただいたやりとりがありました。 皆さんと共に、今後も考えていきたいと思い、やりとりをご紹介いたします。 保護者さんからのメールです。ご本人の承諾を得て、若干体裁を整えさせていただいています。 突然メールをして、すみません。 私は ○○在住の 来年 子供が小学1年生になる保護者です。 就学のことで悩んでいます。 通学区域の小学校には、通級も支援学級もありません。 ドクターからは、「どちらかといえばLD 通級じゃないかなー」といわれています。 8月に教育委員会の田中ビネー、9月にWISCー?の検査を受ける予定です。 先日、現在の居住地外にある、通級(LD.ADHD)がある小学校を見学してきました。 支援学級(知的、情緒) 通級 と、3クラスありました。 環境の整った小学校に地域外申請をするべきか メリット 通常学級在籍でも、困った時、すぐ対応してもらえる? 在校生は、通級を週に1〜3時間 通級の先生 担任の先生2人の先生がいる。毎年担任の先生が変わっても、通級の先生が子供を把握してくれている。 デメリット 地域の友達から、離れること、 地域外なので、お友達と接点が少なく、子供が寂しい思いをするのではないのか 区域の小学校にやるべきか…区域の小学校にやるとすると、このままでは行かせれないです。 メリット 保育園の友達がほとんど区域の小学校に行く デメリット 子供が困った時、担任しかいない 通級は週に1度75分になる。(6年間この差は違いすぎるのではないか) 通級 支援学級を立ち上げてもらえないのかな……なぜ、通級、支援学級のようなクラスが、当たり前のように各学校にないのかな、困っている子供たちは、苦しんでいるのに……それがあることで、子供たちが救われるのに……悩みます。 アドバイスをいただけませんか? ※先生、○○県全体で、支援学級、通級 の先生たちが、連携をとり 向上していくことはできないのですか?先生 中心となっていただけないですか? 保護者が一生懸命でも、いろんな人の支え協力がなければ、子供の力を伸ばしてあげることは できません 西風のお返事 西風です。 メールをありがとうございました。 お子さんの就学に際し、ご期待とご不安を抱えておられるご様子ですね。 どの地区にもそれぞれのお子さんに適した指導の場があり、居住地に関係なく平等に支援を受けることが出来るべきなのですが、現状はそのようにはなっておらず、歯がゆい思いを私も持っております。 財政的な問題から即座に各校に特別支援教室を設置するのは難しいものではありますが、ニーズのあるお子さんの入学が前もって分かっておれば学校としての対応を期待することはできます。通級指導教室を設置するには、まず学校から設置請願を出す必要がありますから。 受診を今後なされるということですので、その結果やDrの診断を添えて教育委員会へ相談に行かれることや、現在幼稚園や保育園に通っておられるのであればそちらから区域の小学校の特別支援教育コーディネーターと連絡を取っていただく、また、県の教育センターなどが行っている教育相談を受けられるのもよいと思います。教育相談で有用な情報をもらえるかもしれませんし、そのような相談履歴があることで、就学なさる際に学校側も対応の方向性が明らかになったり、対応する必然性を感じてくれたりするかもしれませんしね。 区域外で支援教室のある学校に通うべきか、区域内に通うべきかの判断については、私にとってお答えが難しいのでご容赦ください。 お子さんのより良い就学をお祈りしています。 > ※先生、○○県全体で、支援学級、通級 の先生たちが、連携をとり 向上していくことはできないのですか?先生 中心となっていただけないですか? 支援教室の担任を含めて、子どもに関わる大人(教職員も保護者も地域も)のスキルアップは必要ですね。私も通級指導教室担当者として自分自身を高め、少しでも周囲によい働きかけができればと思っているところです。 できる範囲での取り組みになりますが、今後も精いっぱい勤めてまいります。 >保護者が一生懸命でも、いろんな人の支え協力がなければ、子供の力を伸ばしてあげることは できません。 このお言葉、しっかりと胸に刻みます。 今後ともよろしくお願いいたします。分かりにくいとこがあれば遠慮なくお尋ねください。 同じように税金を払い、同じようにお子さんの成長を願う、それぞれの保護者さんであるのに、就学する学校により、受けることの出来るサービスが大きく異なることは、やはり切なく思います。 都市部にあり、子ども達の流出が少なく、教育予算も比較的潤沢な自治体と、私が勤める地方の過疎県との環境の違いも大きく存在します。この上、義務教育費の国庫負担まで減ったりなくなってしまったらどうなってしまうのだろうと心配になってしまいます。 特別支援教育よりも、○○に時間を使いましょう。お金も○○に、と風が吹き始めたらどうしようと不安になったりもします。 今の私に出来ることは、着実に実践をし、インクルーシブな社会の在り方、そのための学校教育の在り方を考え続けること、また、叩き台として発信し続けることなのでしょうね。 メールをいただいた○○さん、読んで下さった皆さんありがとうございました。 ご意見をいただければ幸いです。
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プロフィール

nishikaze8

Author:nishikaze8
子どもたちとの学びは発見と感動の連続です。

将来の自立に向け、常に根拠のある関わりができるように心がけたいと思っています。

特別支援教育士
臨床発達心理士
ビジョントレーニングインストラクター

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