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2011.
07.
30
情け容赦ない日差しが照りつけていますね。
中部、東北地方の集中豪雨がとても心配です。
友人の父は豪雨の際に自分の漁船を確認に行き亡くなりました。
農業高校で教鞭を執る弟は、台風の時には自分のことより田んぼの稲が気になってしまうと言います。
気持ちは理解しなくてはいけないのでしょうが、どうかご安全に過ごしていただきたいものです。
さて、今日の話題はちょっと軽めかも。。。
以前、博多の研修に一緒に参加した岩永竜一郎先生から、「すっごく特性を感じるラーメン屋があるんだけど」と誘いをいただきました。
なんじゃそりゃということで出向いたのが、一蘭ラーメン天神西通店

岩永先生曰く
「この店のご主人はすっごく自閉症を分かっておられるか、ご本人が特性をお持ちかどっちかです」
ほわーそれはいかに
というわけで探訪してみましょう。
写真が一部ボケボケですがご容赦を
まあこのお店の何が特徴かというとまずは
・他人との不要な接触がない
・一切喋らずともラーメンを堪能できる
が挙げられます。
さて入り口

ぼけて分かりにくいのですが、左ののれんが掛かっている方が入り口です。
右側が出口。入る人と出る人が交錯しないなんて・・・。まるで・・・うふ

入ってすぐにあるのが食券売り場
声出さないためには第一条件ですね
基本のラーメンは「1番上の左に大きめのボタン」でなんて当然のように配置してあります
字体は読みやすい「丸ゴシック」あはは

もしこの段階で困ったら・・・
心配ご無用
すぐ横にインターホンがあります
この日は混んでいたので、ここに一人店員さんがいて質問応対と席案内をしてくれていました
この方が、この日唯一顔を見た店員さんです

座席は一つ一つ衝立に仕切られたパーソナルスペースになっています。
見にくいですが中央茶色の紙には、個人個人の味覚に合わせた微調整ができるようになっています。
麺の堅さ、味の濃さ、こってり度、辛み、ニンニクの量 などが選べました(多分)。
写っている手は特別出演の岩永先生です。


席に座り顔をあげると正面には朗々と食事のご作法が
これがまた細かい!
「同伴者は待たなくていい」
「3,4口食べた後、徐々に溶かしながら食べると最高!」
「秘伝のたれは中央にあるけど、沈んでいることもある」
どうですかこの丁寧さ

ブースの左手上にはパーソナル給水設備
シンプルな「コップ」の文字と上矢印に視覚的明瞭化の基本を見ました
右手で箸を持ちラーメンを食べながら左手で給水できる、機能的な構造化でもあります

この天神西通店とキャナルシティ店のみが使用している「お重どんぶり」に入ってラーメンが出てきました。
どこからでてきたかって?
正面のすだれをしゃらんと巻き上げて、店員さんが差し出してくださるのです。
しかも見えるのは胸元くらいという絶妙さ、渡した後礼をされるのですが、深々と下げられるのでうなじしか見えません。そう簡単には店員さんのお顔は拝見できないのでした。

ゆでたまごですらこのわかりやすさ

替え玉はどうするかって?
券売機で前もって替え玉券を買っていた場合、食券と引き替えに写真右の小さい板をもらえます。
「さあそろそろ替え玉いってみよー」
と思ったら、中央の赤いスペースに板を「ホイ」っとな
あら不思議、店内に昔懐かしいチャルメラの音が鳴り響きます。
ほどなくしてすだれがしゃらんとあがり、うなじが、じゃなくて替え玉がやってくる訳です。
ここでもお客の声はナッシング
誰が替え玉したかも分からないので、彼氏に内緒で食いしん坊しても驚かれません

食事中に不意な便意尿意はつきものです
時にはお得意様からの℡が入るかもしれません
普通の店では「大将!便所っ」(いわないか)
お客さんの動きを見て、帰ったのか便所なのかは分かるってものですが、この一蘭ではそれがわからない。
そこで使うのがこのカードなのでした。
裏返せばもっとわかりやすいんだね

これなら後から来た人が間違って座っちゃうこともなし
このようにこのお店では、
①徹底的な物理的構造化
②言語情報でのやりとりを極力減らしたシステム
③他者の視線を気にすることなく食事ができる空間
④テーブルでのやりとりはすべて前から行われる安心感
⑤一つ一つ、あれもこれもと出される指示
などがあり、お初でも一人でも安心してラーメンに集中できるようになっているのでした。
写真パシャパシャと異様な二人組がラーメンを堪能し、でてきた店頭のディスプレー

お持ち帰り用のスープや麺ですが、これまたお見事な並べ具合!
ラーメンはとんこつらしからぬあっさり系
でも、しっかりコクがある。
岩永先生おすすめなのもうなずける一蘭。
京都や東京にも支店があるみたいですね。
よろしければお試しください。
一蘭HP
ただ、あらためて確認したのは、視覚的な提示のわかりやすさと、共にある視覚刺激の強さです。
書いてあると安心する部分がありますが、それ以上に、その通りにしなくちゃいけないんだーとなってしまいます。
よく言う「視覚情報に縛られる」
という状況とはこんな感じなのかもしれないですね。
何事も案配が肝要だと言うことも納得しました。
中部、東北地方の集中豪雨がとても心配です。
友人の父は豪雨の際に自分の漁船を確認に行き亡くなりました。
農業高校で教鞭を執る弟は、台風の時には自分のことより田んぼの稲が気になってしまうと言います。
気持ちは理解しなくてはいけないのでしょうが、どうかご安全に過ごしていただきたいものです。
さて、今日の話題はちょっと軽めかも。。。
以前、博多の研修に一緒に参加した岩永竜一郎先生から、「すっごく特性を感じるラーメン屋があるんだけど」と誘いをいただきました。
なんじゃそりゃということで出向いたのが、一蘭ラーメン天神西通店

岩永先生曰く
「この店のご主人はすっごく自閉症を分かっておられるか、ご本人が特性をお持ちかどっちかです」
ほわーそれはいかに
というわけで探訪してみましょう。
写真が一部ボケボケですがご容赦を
まあこのお店の何が特徴かというとまずは
・他人との不要な接触がない
・一切喋らずともラーメンを堪能できる
が挙げられます。
さて入り口

ぼけて分かりにくいのですが、左ののれんが掛かっている方が入り口です。
右側が出口。入る人と出る人が交錯しないなんて・・・。まるで・・・うふ

入ってすぐにあるのが食券売り場
声出さないためには第一条件ですね
基本のラーメンは「1番上の左に大きめのボタン」でなんて当然のように配置してあります
字体は読みやすい「丸ゴシック」あはは

もしこの段階で困ったら・・・
心配ご無用
すぐ横にインターホンがあります
この日は混んでいたので、ここに一人店員さんがいて質問応対と席案内をしてくれていました
この方が、この日唯一顔を見た店員さんです

座席は一つ一つ衝立に仕切られたパーソナルスペースになっています。
見にくいですが中央茶色の紙には、個人個人の味覚に合わせた微調整ができるようになっています。
麺の堅さ、味の濃さ、こってり度、辛み、ニンニクの量 などが選べました(多分)。
写っている手は特別出演の岩永先生です。


席に座り顔をあげると正面には朗々と食事のご作法が
これがまた細かい!
「同伴者は待たなくていい」
「3,4口食べた後、徐々に溶かしながら食べると最高!」
「秘伝のたれは中央にあるけど、沈んでいることもある」
どうですかこの丁寧さ

ブースの左手上にはパーソナル給水設備
シンプルな「コップ」の文字と上矢印に視覚的明瞭化の基本を見ました
右手で箸を持ちラーメンを食べながら左手で給水できる、機能的な構造化でもあります

この天神西通店とキャナルシティ店のみが使用している「お重どんぶり」に入ってラーメンが出てきました。
どこからでてきたかって?
正面のすだれをしゃらんと巻き上げて、店員さんが差し出してくださるのです。
しかも見えるのは胸元くらいという絶妙さ、渡した後礼をされるのですが、深々と下げられるのでうなじしか見えません。そう簡単には店員さんのお顔は拝見できないのでした。

ゆでたまごですらこのわかりやすさ

替え玉はどうするかって?
券売機で前もって替え玉券を買っていた場合、食券と引き替えに写真右の小さい板をもらえます。
「さあそろそろ替え玉いってみよー」
と思ったら、中央の赤いスペースに板を「ホイ」っとな
あら不思議、店内に昔懐かしいチャルメラの音が鳴り響きます。
ほどなくしてすだれがしゃらんとあがり、うなじが、じゃなくて替え玉がやってくる訳です。
ここでもお客の声はナッシング
誰が替え玉したかも分からないので、彼氏に内緒で食いしん坊しても驚かれません

食事中に不意な便意尿意はつきものです
時にはお得意様からの℡が入るかもしれません
普通の店では「大将!便所っ」(いわないか)
お客さんの動きを見て、帰ったのか便所なのかは分かるってものですが、この一蘭ではそれがわからない。
そこで使うのがこのカードなのでした。
裏返せばもっとわかりやすいんだね

これなら後から来た人が間違って座っちゃうこともなし
このようにこのお店では、
①徹底的な物理的構造化
②言語情報でのやりとりを極力減らしたシステム
③他者の視線を気にすることなく食事ができる空間
④テーブルでのやりとりはすべて前から行われる安心感
⑤一つ一つ、あれもこれもと出される指示
などがあり、お初でも一人でも安心してラーメンに集中できるようになっているのでした。
写真パシャパシャと異様な二人組がラーメンを堪能し、でてきた店頭のディスプレー

お持ち帰り用のスープや麺ですが、これまたお見事な並べ具合!
ラーメンはとんこつらしからぬあっさり系
でも、しっかりコクがある。
岩永先生おすすめなのもうなずける一蘭。
京都や東京にも支店があるみたいですね。
よろしければお試しください。
一蘭HP
ただ、あらためて確認したのは、視覚的な提示のわかりやすさと、共にある視覚刺激の強さです。
書いてあると安心する部分がありますが、それ以上に、その通りにしなくちゃいけないんだーとなってしまいます。
よく言う「視覚情報に縛られる」
という状況とはこんな感じなのかもしれないですね。
何事も案配が肝要だと言うことも納得しました。
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