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2010.
03.
10
ND(ニコチン依存)を克服する西風の人体実験的日々も早いもので1月以上となりました。
これまでの歩みは以下をご覧ください。
http://edublog.jp/nagasaki-northstars/category_10/
これまでに、禁煙外来でのやりとりや、中枢神経刺激薬「チャンピックス」の素晴らしい効き目、強かった副作用についてまとめてきました。
けして楽ではなかった副作用ですが、これまでなんとか乗り越えてくることができたのはなぜなのか。
今回はまとめてみます。
一気に終末まで書いたので長文です。ご容赦ください。
これまでになんどかお伝えしてきましたが、西風は元々体育学部出身で野球人。いまだにソフトボールを選手として楽しんでいます。いや、ソフトボールのために働いているのかも。
とはいっても、心と身体はうらはらに、しっかり加齢してきました。
走るのが仕事のポジションですが、最近はそれも怪しげに・・・{注意}
そんな訳で秋口から週に数回、5キロ程度のジョギングを始めました。
例年、冬場にはトレーニングで体を絞るように心がけていたので、このジョギング自体は特別ではなかったのですが、今年度が違っていたのは、年明けに行われる「町内駅伝大会」に本校PTAチームで走るということでした。{走る}
厳正な選手選考を経て、代表入りが打診されたのは2日前だったのですが。
距離にしてわずか2キロ、普段走っている距離からしたらどってことないじゃん
ってたかをくくっていたのが大間違い。レースで走る2キロの長いこと長いこと、しかも近所にある専門学校の20そこらのニイちゃんとずーっと併走。自分の体力を超えてゴールしました。両足のけいれんというおみやげまで丁寧にいただいて{ドクロ}
その翌日に、届いたのがこの本でした。
<リンク:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4316802739/amakara-22/ref=nosim>
リンク>
ご存じの皆さんも多いでしょう。「先生が明日からできること」の著者金子晴恵先生の新刊「苦手攻略大作戦」です。
この本では、読み書きや記憶、ソーシャルスキルなどのジャンルで、困りをほのかに感じてる、でもどこにでもいそうな子どもたちが、はるえ先生やドクターMに、困りの原因や、それを解決したり軽くしたりする作戦をレクチャーしてもらうという展開で描かれています。
いわば
?あなたの苦手なことははどんなこと?
?それにはこんな理由があるんだよ
?克服するために作戦を立てよう!色>
という3段構成で分かりやすくまとめてある訳です。
ナイスなタイミングでこれを読んだ西風は、もちろん自分に置き換えて考えました。
?あなたの苦手なことはどんなこと?
そりゃー最近グラマラスになって、体力も落ちたこと{ブタ}
?それにはこんな理由があるんだよ
怠惰な日常生活と過剰なアルコール摂取が原因なんだね{ジョッキ}
<色:#0000ff>?克服するために作戦を立てよう色>
さてさてここが問題なんですね。
「怠惰な日常生活」をどんな方法で改善するか、現在細々と続けてる、誰もが「よい」と思える行動。
それは・・・
「ランニング!」
これを軸に、生活を立て直していくことにしました。
でも、かけ声だけで動き出さなかったり、ぐわっと動いてすかっと飽きたり、なんてのは私の得意技。
もうちょっと具体的にしなくちゃね。
で、まず掲げたのは目標!
それは、
<色:#ff0000>「来年の指宿桜島マラソンを走る」色>
おー、ソフトボールのベースとベースの間を走ってもゼーゼーな西風にそんなことができるのか。って文字ちっちゃいし
計画倒れにならないよう、トレーニングを続けるためにはツールなどの手だても必要。
そこで、以下の具体的手だてをとりました。
手だて?
NIKE+SPORTSBAND
これまでは、体重変化と走った時間をカレンダーに記録してきましたが、ちょっと役不足。
デジモノ・ガジェット好きの西風としては、なにかおニューツールでモチベーションアップを!
と、思ってネットで探したら、ありました優れもの!!
<リンク:http://nikeplus.nike.jp/archives/2009/08/31-200857.php>
リンク>
NIKE+SPORTSBANDというこの代物は、すごいです。
腕にくるっと巻き、センサーを入れた靴を履いて走り出せば(歩きもオッケー)運動した時間、距離、消費カロリーを記録。帰ってPCのUSBにさくっと挿すと、自動でNIKE+サイトが立ち上がってWEB上に保存、これまでの履歴の閲覧や目標の設定も自在にできるし、地球上のランナーと情報を共有して取り組むことができる。普段はおしゃれな時計として使えるし、これで7000円代は買いでしょう{笑顔}
手だて?
エントリー(退路を断つ)
強制的な関門が必要だと、なかば強迫的に思い詰め、さくっとやっちゃいました。ハーフマラソンのエントリー。
4月4日「佐賀さくらマラソン」
ネット上のワンクリックでエントリーできちゃうんですね〜
さあ、これで逃げられなくなったぞ
手だて?
禁煙本の注文
実はND克服は主目標じゃなかったんです。
やめたいなーとは思っていましたが、あくまで思うだけ、職場の仲間と「値上がりをするほど社会に貢献できてぼくらいい人だね」なんて話してましたから。
でも、フルマラソンを気持ちよく走るには、たばこはやっぱりな〜ということで取り組むことにしました。
いきなり「禁煙!」でなく「禁煙本注文」ってとこがかわいいでしょ。
さてさて、数日後届けられたのがこの本です。
<リンク:http://www.amazon.co.jp/%E7%A6%81%E7%85%99%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%94%E3%83%BC-%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E7%89%88-%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%9C%AC-820-%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC/dp/4845407809/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=books&qid=1268206485&sr=8-3>
リンク>
まさに、のタイトル。1日100本のスモーカーだった著者が、自分の体験を元に書き下ろし、世界中で多くの禁煙成功者を生み出したという評判の一冊!しかもイラスト版。
これまでこの手の本は表紙を見るだけで、「けっ{ウインク}」っと思ってたのですが、今回は違います。ちゃーんと読みました。
むっちゃ斜に構えて読み始めた本著。読めば読むほどまんまと引きずり込まれました。すっごく巧みなんです。
簡単に紹介しますね。
この本は8章で構成されています。
1章:本当にたばこをやめたいの?
と、足下を見るような内容ですが、「禁煙してることを、たばこの存在自体を忘れたときこそノンスモーカー」だと、ゴールを示してくれます。
2章3章:たばこの正体
ニコチン受容体を2匹の悪魔になぞらえて説明し、たばこを吸い続けるのはあなたが悪いのでなくたばこが悪いのよと、責任の所在を示してくれます。
4章5章:言い訳や不安への回答
個人的には、この章にずっぽりやられました。
食後であったり、講演後であったりという至高の一本の存在ってほんと?
口が寂しいじゃんという気持ちや、習慣化の罠。
いくら美味しいといっても、食べることはできない矛盾等々
「あなたの考えなんてすべてお見通しよ」みたいに指摘されます。なんせ「あるある」と思ったら「うへっ」と潰され、それを何度も繰り返す訳ですから、反抗期の子どもなら「もういいっ」って泣き出しちゃうかも?
でもね、最後に殺し文句。「ホントは、あなたが悪いんじゃなくて、ニコチンが悪いのよ」うーんこりゃしびれるわ{ハート矢}
6章7章:具体的な手だて
ニコチン悪代官を倒すため助太刀いたすとばかり、平素の留意事項やどうしても吸いたくなったときの対処法を、具体的に説明してくれます。
「すべては、ニコチン悪魔を倒すため」
この旗印の下、斜に構えて読んでいた私は、いつしか自分防衛軍に入隊していました。
8章:最後の儀式
ここはお楽しみにしときます。
しっかし、儀式っつうところがいかにも「消去」とだぶりますねー
という、この本を読み終えた私は、晴れて「ノンスモーカー」への道を歩む決意をするのでした。
だってたばこは「吸ってた」のではなく「吸わされてた」ことに気づいちゃいましたから。
なーんてイチコロじゃん、おれ{汗}
でも、何度か読み返すうち、
あっこれは、金子先生の「苦手攻略大作戦」とよく似てるんだと思いました。
<色:#0000ff>?現状の理解
?その根拠や理由の説明
?具体的な手だての提示色>
この流れは、物事をスムーズに理解し実行するためにとても大切なことなのですね。
ややもすると?がないがしろになったり、アバウトになったり、結果を求めるあまり?ばかり重視したり、逆に?ばっかり指摘して追いつめたり。
人として教師として、他者と関わる際、何かを教える際にこのステップを底辺に持ちつつ、接していきたいとあらためて感じました。
自己犠牲を払いながら社会貢献をすることを生き甲斐としていたマゾヒスティック西風は、
時折やってくる吸魔に対し、「ニコチンの断末魔よのぉ」と考えるサディスティック西風となりました。
皆さんと学会等でお会いするのが楽しみです{キラキラ}
このようにブログで紹介、宣言するってのが実は
手だて?
なのでした。
ND特集はひとまず終了。
お付き合いありがとうございました。
(注:このシリーズはフィクションの可能性があります{すいません})



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2010.
03.
10
ND(ニコチン依存)を克服する西風の人体実験的日々も早いもので1月以上となりました。
これまでの歩みは以下をご覧ください。
http://edublog.jp/nagasaki-northstars/category_10/
これまでに、禁煙外来でのやりとりや、中枢神経刺激薬「チャンピックス」の素晴らしい効き目、強かった副作用についてまとめてきました。
けして楽ではなかった副作用ですが、これまでなんとか乗り越えてくることができたのはなぜなのか。
今回はまとめてみます。
一気に終末まで書いたので長文です。ご容赦ください。
これまでになんどかお伝えしてきましたが、西風は元々体育学部出身で野球人。いまだにソフトボールを選手として楽しんでいます。いや、ソフトボールのために働いているのかも。
とはいっても、心と身体はうらはらに、しっかり加齢してきました。
走るのが仕事のポジションですが、最近はそれも怪しげに・・・{注意}
そんな訳で秋口から週に数回、5キロ程度のジョギングを始めました。
例年、冬場にはトレーニングで体を絞るように心がけていたので、このジョギング自体は特別ではなかったのですが、今年度が違っていたのは、年明けに行われる「町内駅伝大会」に本校PTAチームで走るということでした。{走る}
厳正な選手選考を経て、代表入りが打診されたのは2日前だったのですが。
距離にしてわずか2キロ、普段走っている距離からしたらどってことないじゃん
ってたかをくくっていたのが大間違い。レースで走る2キロの長いこと長いこと、しかも近所にある専門学校の20そこらのニイちゃんとずーっと併走。自分の体力を超えてゴールしました。両足のけいれんというおみやげまで丁寧にいただいて{ドクロ}
その翌日に、届いたのがこの本でした。
<リンク:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4316802739/amakara-22/ref=nosim>
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ご存じの皆さんも多いでしょう。「先生が明日からできること」の著者金子晴恵先生の新刊「苦手攻略大作戦」です。
この本では、読み書きや記憶、ソーシャルスキルなどのジャンルで、困りをほのかに感じてる、でもどこにでもいそうな子どもたちが、はるえ先生やドクターMに、困りの原因や、それを解決したり軽くしたりする作戦をレクチャーしてもらうという展開で描かれています。
いわば
?あなたの苦手なことははどんなこと?
?それにはこんな理由があるんだよ
?克服するために作戦を立てよう!色>
という3段構成で分かりやすくまとめてある訳です。
ナイスなタイミングでこれを読んだ西風は、もちろん自分に置き換えて考えました。
?あなたの苦手なことはどんなこと?
そりゃー最近グラマラスになって、体力も落ちたこと{ブタ}
?それにはこんな理由があるんだよ
怠惰な日常生活と過剰なアルコール摂取が原因なんだね{ジョッキ}
<色:#0000ff>?克服するために作戦を立てよう色>
さてさてここが問題なんですね。
「怠惰な日常生活」をどんな方法で改善するか、現在細々と続けてる、誰もが「よい」と思える行動。
それは・・・
「ランニング!」
これを軸に、生活を立て直していくことにしました。
でも、かけ声だけで動き出さなかったり、ぐわっと動いてすかっと飽きたり、なんてのは私の得意技。
もうちょっと具体的にしなくちゃね。
で、まず掲げたのは目標!
それは、
<色:#ff0000>「来年の指宿桜島マラソンを走る」色>
おー、ソフトボールのベースとベースの間を走ってもゼーゼーな西風にそんなことができるのか。って文字ちっちゃいし
計画倒れにならないよう、トレーニングを続けるためにはツールなどの手だても必要。
そこで、以下の具体的手だてをとりました。
手だて?
NIKE+SPORTSBAND
これまでは、体重変化と走った時間をカレンダーに記録してきましたが、ちょっと役不足。
デジモノ・ガジェット好きの西風としては、なにかおニューツールでモチベーションアップを!
と、思ってネットで探したら、ありました優れもの!!
<リンク:http://nikeplus.nike.jp/archives/2009/08/31-200857.php>
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NIKE+SPORTSBANDというこの代物は、すごいです。
腕にくるっと巻き、センサーを入れた靴を履いて走り出せば(歩きもオッケー)運動した時間、距離、消費カロリーを記録。帰ってPCのUSBにさくっと挿すと、自動でNIKE+サイトが立ち上がってWEB上に保存、これまでの履歴の閲覧や目標の設定も自在にできるし、地球上のランナーと情報を共有して取り組むことができる。普段はおしゃれな時計として使えるし、これで7000円代は買いでしょう{笑顔}
手だて?
エントリー(退路を断つ)
強制的な関門が必要だと、なかば強迫的に思い詰め、さくっとやっちゃいました。ハーフマラソンのエントリー。
4月4日「佐賀さくらマラソン」
ネット上のワンクリックでエントリーできちゃうんですね〜
さあ、これで逃げられなくなったぞ
手だて?
禁煙本の注文
実はND克服は主目標じゃなかったんです。
やめたいなーとは思っていましたが、あくまで思うだけ、職場の仲間と「値上がりをするほど社会に貢献できてぼくらいい人だね」なんて話してましたから。
でも、フルマラソンを気持ちよく走るには、たばこはやっぱりな〜ということで取り組むことにしました。
いきなり「禁煙!」でなく「禁煙本注文」ってとこがかわいいでしょ。
さてさて、数日後届けられたのがこの本です。
<リンク:http://www.amazon.co.jp/%E7%A6%81%E7%85%99%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%94%E3%83%BC-%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E7%89%88-%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%9C%AC-820-%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC/dp/4845407809/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=books&qid=1268206485&sr=8-3>
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まさに、のタイトル。1日100本のスモーカーだった著者が、自分の体験を元に書き下ろし、世界中で多くの禁煙成功者を生み出したという評判の一冊!しかもイラスト版。
これまでこの手の本は表紙を見るだけで、「けっ{ウインク}」っと思ってたのですが、今回は違います。ちゃーんと読みました。
むっちゃ斜に構えて読み始めた本著。読めば読むほどまんまと引きずり込まれました。すっごく巧みなんです。
簡単に紹介しますね。
この本は8章で構成されています。
1章:本当にたばこをやめたいの?
と、足下を見るような内容ですが、「禁煙してることを、たばこの存在自体を忘れたときこそノンスモーカー」だと、ゴールを示してくれます。
2章3章:たばこの正体
ニコチン受容体を2匹の悪魔になぞらえて説明し、たばこを吸い続けるのはあなたが悪いのでなくたばこが悪いのよと、責任の所在を示してくれます。
4章5章:言い訳や不安への回答
個人的には、この章にずっぽりやられました。
食後であったり、講演後であったりという至高の一本の存在ってほんと?
口が寂しいじゃんという気持ちや、習慣化の罠。
いくら美味しいといっても、食べることはできない矛盾等々
「あなたの考えなんてすべてお見通しよ」みたいに指摘されます。なんせ「あるある」と思ったら「うへっ」と潰され、それを何度も繰り返す訳ですから、反抗期の子どもなら「もういいっ」って泣き出しちゃうかも?
でもね、最後に殺し文句。「ホントは、あなたが悪いんじゃなくて、ニコチンが悪いのよ」うーんこりゃしびれるわ{ハート矢}
6章7章:具体的な手だて
ニコチン悪代官を倒すため助太刀いたすとばかり、平素の留意事項やどうしても吸いたくなったときの対処法を、具体的に説明してくれます。
「すべては、ニコチン悪魔を倒すため」
この旗印の下、斜に構えて読んでいた私は、いつしか自分防衛軍に入隊していました。
8章:最後の儀式
ここはお楽しみにしときます。
しっかし、儀式っつうところがいかにも「消去」とだぶりますねー
という、この本を読み終えた私は、晴れて「ノンスモーカー」への道を歩む決意をするのでした。
だってたばこは「吸ってた」のではなく「吸わされてた」ことに気づいちゃいましたから。
なーんてイチコロじゃん、おれ{汗}
でも、何度か読み返すうち、
あっこれは、金子先生の「苦手攻略大作戦」とよく似てるんだと思いました。
<色:#0000ff>?現状の理解
?その根拠や理由の説明
?具体的な手だての提示色>
この流れは、物事をスムーズに理解し実行するためにとても大切なことなのですね。
ややもすると?がないがしろになったり、アバウトになったり、結果を求めるあまり?ばかり重視したり、逆に?ばっかり指摘して追いつめたり。
人として教師として、他者と関わる際、何かを教える際にこのステップを底辺に持ちつつ、接していきたいとあらためて感じました。
自己犠牲を払いながら社会貢献をすることを生き甲斐としていたマゾヒスティック西風は、
時折やってくる吸魔に対し、「ニコチンの断末魔よのぉ」と考えるサディスティック西風となりました。
皆さんと学会等でお会いするのが楽しみです{キラキラ}
このようにブログで紹介、宣言するってのが実は
手だて?
なのでした。
ND特集はひとまず終了。
お付き合いありがとうございました。
(注:このシリーズはフィクションの可能性があります{すいません})



2010.
03.
02
ND(ニコチン依存症)を克服するために取り組む西風の姿をお知らせしています。
今回の記事が第3弾になりますね。
前回までに、禁煙5日目までの取り組みをまとめてみました。
http://edublog.jp/nagasaki-northstars/category_10/
今回は、<色:#ff0000>お薬による副作用色>について書いていきます。
さて、私が服用しているのは「チャンピックス」というお薬です。
この薬がどのような働きをしているのかを理解するためには、喫煙という行為により起こる脳内の反応を知る必要があります。
「タバコは美味い」
いつからそう思うようになったのでしょうか。
思い起こせば、タバコを初めて口にしたのは懐かしい「○学生」時代。
興味本位というか、吸うことで仲間内での地位を確保しようというか、よくあるパターンですね。
その頃感じていたタバコの味は「煙っぽく」て「紙っぽく」てお世辞にも美味しくは感じなかったことを覚えています。
その状態で「○校生」時代は過ぎ、「○学生」に。実はそこで3年間の禁煙生活を過ごします。というか、野球の練習がハードすぎて、吸ってたらたまらなく苦しかったので、美味しくもないタバコのことなんかすっかり忘れていたってのが正確です。
再喫煙は大学3年生の秋。
その頃は私の心肺機能も高まり(練習も先輩の特権で随分融通がつくようになり)、吸っても大丈夫な野球部員となっていました(笑)
というか、卒論研究が始まり、研究室に閉じこもることが多くなり、そのストレスが一番だったように思います。
今とは段違いに喫煙者が多い時代、みんなも吸ってるどこでも吸えるという環境の中で「タバコは美味い」と心から思うようになっていったのでしょう。
と、なると不思議になるのは、<色:#0000ff>当初「煙っぽかった」のがどうして「美味く」なったのか色>というところなのですが、実はここに<色:#ff0000>「ニコチンの魔力」色>があるのですねぇ。
前置きのはずが・・・(長くなりすみません)
タバコを吸うと、脳の中のシナプス間隙に「ニコチン受容体」が作られていきます。これがまた厄介で、ニコチンが吸収されるとそのご褒美に「ドーパミン」を放出し気持ちを高揚させ、「セロトニン」を放出し頭をすっきりさせてくれます。加えて味覚野や嗅覚野には「美味しいねタバコ」といった誤情報を送信するという丁寧さ。
純粋な幼少の頃、高揚感は両親とたまに行くレストランや楽しみにしてた運動会で味わい、たくさん遊んでくたくたになった後にぐっすりと眠ることで「すっきり」となっていたはずです。
そんな私に対し、<色:#ff0000>ニコチンはプラスαの快楽刺激色>をくれるようになるのですね。
<色:#ff0000>いいやんニコチン色>
と思われた方もおられるでしょう。ですが、プラスαを知ってしまった脳はその後どうなるか。
「もっとα、もっとα」となりますね。
と、なると喫煙→高揚→ニコチン欠乏→喫煙→高揚というスパイラルができていくことになります。そしてニコチン受容体は増殖し、より強く欠乏症状を見せるようになるのです。
ここで勘違いできないのは、プラスαに思えるニコチンによる高揚感は、いつしか「高揚感を得るためにタバコを吸う」という行動に変化していくということですね。本来は「なんらかの出来事で高揚」するのが正しいはずなのに。
つまり、<色:#ff0000>「欠乏を満たすことを『高揚』」色>と勘違いしていくということになります。
?喫煙前:日常生活+高揚
?喫煙中:日常生活−欠乏+高揚
となっちゃうわけです。
お伝えできてますでしょうか。
?はまさにプラスαですが、<色:#ff0000>?ではけしてプラスαになり得ていない色>ということが。
話を本題に戻します。
「チャンピックス」は、そのニコチン受容体と結合させる「偽物のニコチン」を放出します。
受容体は「ん?ちょっと違うけどまあいいかっ」てな感じで納得し、ご褒美にドーパミンやセロトニンを放出してくれます(喫煙時より少量で)。このことにより吸ったときと似た感覚を味わうことができますし、何より受容体の空きがなくなるので欠乏しないということになるのですね。
その状態でニコチンを摂取すると・・・
受容体と結合できないため、タバコの味は「美味しく」感じられなくなり「煙本来」の味がするようになるという訳です。
そりゃそうだ。
いくら煙をふかすのが好きといっても、焚き火の煙に依存症となることはないですものね{炎}。これは「焚き火の煙受容体」が脳内に無いからなのでしょうね。いやあったら大変かも(汗)
というお薬を3日目までは0.5?、4日目から7日目まで1?、その後2?ずつ錠剤で摂取していきます。
7日目までは喫煙可なのですが、前回にお伝えしたように見事にチャンピックスの作用を受け無煙生活を始めた西風に、副作用が出始めたのは2週目に入ってからでした。
前述したように2週目からはチャンピックスを朝晩の食後に1?の錠剤を服用します。
まず現れたのは<色:#ff0000>「頭痛とめまい」色>です。
普段はあまり頭痛を感じることはないのですが、「奥の方がずーんと痛むけど我慢できないほどではない」といった感じの頭痛が、服用後数時間続きます。また、同じ間めまいもありました。「グルグル」と回るほどはありませんが、「ふわーって重力感が無くなる」という感じですね{幽霊}。
服用後数時間とは、まさに午前の授業中。
毎時間、なんとか授業はするものの、休み時間は教室のソファーでぐったり、という日が続きました。
そんな倦怠感、イライラが重なると、授業もなかなかうまくいきません。
そうしたらどうなるか。
私は「なんだかやれてない感」から「俺ってだめじゃん感」となり、ひいては「この仕事向いてないかも感」も感じるようになりました{すいません}。
これなんて<色:#ff0000>「抑うつ感」色>ですよね。
そういえば「鬱」治療の人には処方を慎重にと書いてあったっけ。
副作用で初期に強く表れたのは、この「頭痛」「めまい」「抑うつ感」の3つでした。
最大期は2週目いっぱいだったと思います。
現在は「頭痛」と「めまい」は、ずいぶん軽くなり服薬後1時間程度で収まるようになってきています。「抑うつ」は飛んでいったようです{クラッカー}。
ただ、実は今まで残っているもの!
それは・・・
<色:#ff0000>「夜中に目覚める」「悪夢を見る」色>んです。
レム睡眠とノンレム睡眠の周期は90分と言いますが、ホントに90分おきに目が覚める感じ。
加えて毎回見る「悪夢!」
ある時は何者かに追いかけられ、ある時は船から海に転落し、そしてある時は一人砂漠をさまよい・・・
元々寝入ったら、朝までぐっすりだった西風にはこの変化が一番つらいです。
布団に入る時刻も出る時刻も、以前より長くなっているのに、朝が全然すっきりしない。そのまま朝ごはん食べたらすぐに投薬で頭痛、そして授業{困った}。
このあたりも「抑うつ」に繋がったのでしょう。
保護者さんから相談を受けた際に、就寝時刻などを尋ね「睡眠」についても確認しますが、問題は<色:#0000ff>「睡眠の質」色>なんだなーと再確認しました。
最近は・・・
深夜の目覚めはあるものの、4週目に入った頃から、若干夢の内容が変わってきたような。
「悪夢」でなく、普通の「夢」になってきたようです。
だって、数日前はそばを打ってたし、その次はどこかで研修会の講師をしてたし、最近気になってるHONDAのCR−Zって車でドライブしてたりってのも出てくるようになりましたから{笑顔}
ある説では、「ニコチンが抜けるまで1週間、タールも抜けるまで1カ月」と聞きますが、頭痛やめまいは完全禁煙1週間くらい、悪夢の退散はちょうど1か月の今くらい。と考えるとばっちりかもですね。
今となれば懐かしくも感じますが、副作用全盛期はあまりのつらさにくじけそうにもなっていました。
その日々をどうして乗り切ることが出来たのか、そしてなぜ今も維持できているのか。
そこには、ある本との出会いがあり、自分の考えの誤りに気付くというプロセスがありました。
いわば「恋人だと思っていた彼女が、実は結婚詐欺だった{はさみ}」的な認識の変化があったのです。
次回はそのあたりに話を進めます。
思えば長文、失礼しました。
2010.
03.
02
ND(ニコチン依存症)を克服するために取り組む西風の姿をお知らせしています。
今回の記事が第3弾になりますね。
前回までに、禁煙5日目までの取り組みをまとめてみました。
http://edublog.jp/nagasaki-northstars/category_10/
今回は、<色:#ff0000>お薬による副作用色>について書いていきます。
さて、私が服用しているのは「チャンピックス」というお薬です。
この薬がどのような働きをしているのかを理解するためには、喫煙という行為により起こる脳内の反応を知る必要があります。
「タバコは美味い」
いつからそう思うようになったのでしょうか。
思い起こせば、タバコを初めて口にしたのは懐かしい「○学生」時代。
興味本位というか、吸うことで仲間内での地位を確保しようというか、よくあるパターンですね。
その頃感じていたタバコの味は「煙っぽく」て「紙っぽく」てお世辞にも美味しくは感じなかったことを覚えています。
その状態で「○校生」時代は過ぎ、「○学生」に。実はそこで3年間の禁煙生活を過ごします。というか、野球の練習がハードすぎて、吸ってたらたまらなく苦しかったので、美味しくもないタバコのことなんかすっかり忘れていたってのが正確です。
再喫煙は大学3年生の秋。
その頃は私の心肺機能も高まり(練習も先輩の特権で随分融通がつくようになり)、吸っても大丈夫な野球部員となっていました(笑)
というか、卒論研究が始まり、研究室に閉じこもることが多くなり、そのストレスが一番だったように思います。
今とは段違いに喫煙者が多い時代、みんなも吸ってるどこでも吸えるという環境の中で「タバコは美味い」と心から思うようになっていったのでしょう。
と、なると不思議になるのは、<色:#0000ff>当初「煙っぽかった」のがどうして「美味く」なったのか色>というところなのですが、実はここに<色:#ff0000>「ニコチンの魔力」色>があるのですねぇ。
前置きのはずが・・・(長くなりすみません)
タバコを吸うと、脳の中のシナプス間隙に「ニコチン受容体」が作られていきます。これがまた厄介で、ニコチンが吸収されるとそのご褒美に「ドーパミン」を放出し気持ちを高揚させ、「セロトニン」を放出し頭をすっきりさせてくれます。加えて味覚野や嗅覚野には「美味しいねタバコ」といった誤情報を送信するという丁寧さ。
純粋な幼少の頃、高揚感は両親とたまに行くレストランや楽しみにしてた運動会で味わい、たくさん遊んでくたくたになった後にぐっすりと眠ることで「すっきり」となっていたはずです。
そんな私に対し、<色:#ff0000>ニコチンはプラスαの快楽刺激色>をくれるようになるのですね。
<色:#ff0000>いいやんニコチン色>
と思われた方もおられるでしょう。ですが、プラスαを知ってしまった脳はその後どうなるか。
「もっとα、もっとα」となりますね。
と、なると喫煙→高揚→ニコチン欠乏→喫煙→高揚というスパイラルができていくことになります。そしてニコチン受容体は増殖し、より強く欠乏症状を見せるようになるのです。
ここで勘違いできないのは、プラスαに思えるニコチンによる高揚感は、いつしか「高揚感を得るためにタバコを吸う」という行動に変化していくということですね。本来は「なんらかの出来事で高揚」するのが正しいはずなのに。
つまり、<色:#ff0000>「欠乏を満たすことを『高揚』」色>と勘違いしていくということになります。
?喫煙前:日常生活+高揚
?喫煙中:日常生活−欠乏+高揚
となっちゃうわけです。
お伝えできてますでしょうか。
?はまさにプラスαですが、<色:#ff0000>?ではけしてプラスαになり得ていない色>ということが。
話を本題に戻します。
「チャンピックス」は、そのニコチン受容体と結合させる「偽物のニコチン」を放出します。
受容体は「ん?ちょっと違うけどまあいいかっ」てな感じで納得し、ご褒美にドーパミンやセロトニンを放出してくれます(喫煙時より少量で)。このことにより吸ったときと似た感覚を味わうことができますし、何より受容体の空きがなくなるので欠乏しないということになるのですね。
その状態でニコチンを摂取すると・・・
受容体と結合できないため、タバコの味は「美味しく」感じられなくなり「煙本来」の味がするようになるという訳です。
そりゃそうだ。
いくら煙をふかすのが好きといっても、焚き火の煙に依存症となることはないですものね{炎}。これは「焚き火の煙受容体」が脳内に無いからなのでしょうね。いやあったら大変かも(汗)
というお薬を3日目までは0.5?、4日目から7日目まで1?、その後2?ずつ錠剤で摂取していきます。
7日目までは喫煙可なのですが、前回にお伝えしたように見事にチャンピックスの作用を受け無煙生活を始めた西風に、副作用が出始めたのは2週目に入ってからでした。
前述したように2週目からはチャンピックスを朝晩の食後に1?の錠剤を服用します。
まず現れたのは<色:#ff0000>「頭痛とめまい」色>です。
普段はあまり頭痛を感じることはないのですが、「奥の方がずーんと痛むけど我慢できないほどではない」といった感じの頭痛が、服用後数時間続きます。また、同じ間めまいもありました。「グルグル」と回るほどはありませんが、「ふわーって重力感が無くなる」という感じですね{幽霊}。
服用後数時間とは、まさに午前の授業中。
毎時間、なんとか授業はするものの、休み時間は教室のソファーでぐったり、という日が続きました。
そんな倦怠感、イライラが重なると、授業もなかなかうまくいきません。
そうしたらどうなるか。
私は「なんだかやれてない感」から「俺ってだめじゃん感」となり、ひいては「この仕事向いてないかも感」も感じるようになりました{すいません}。
これなんて<色:#ff0000>「抑うつ感」色>ですよね。
そういえば「鬱」治療の人には処方を慎重にと書いてあったっけ。
副作用で初期に強く表れたのは、この「頭痛」「めまい」「抑うつ感」の3つでした。
最大期は2週目いっぱいだったと思います。
現在は「頭痛」と「めまい」は、ずいぶん軽くなり服薬後1時間程度で収まるようになってきています。「抑うつ」は飛んでいったようです{クラッカー}。
ただ、実は今まで残っているもの!
それは・・・
<色:#ff0000>「夜中に目覚める」「悪夢を見る」色>んです。
レム睡眠とノンレム睡眠の周期は90分と言いますが、ホントに90分おきに目が覚める感じ。
加えて毎回見る「悪夢!」
ある時は何者かに追いかけられ、ある時は船から海に転落し、そしてある時は一人砂漠をさまよい・・・
元々寝入ったら、朝までぐっすりだった西風にはこの変化が一番つらいです。
布団に入る時刻も出る時刻も、以前より長くなっているのに、朝が全然すっきりしない。そのまま朝ごはん食べたらすぐに投薬で頭痛、そして授業{困った}。
このあたりも「抑うつ」に繋がったのでしょう。
保護者さんから相談を受けた際に、就寝時刻などを尋ね「睡眠」についても確認しますが、問題は<色:#0000ff>「睡眠の質」色>なんだなーと再確認しました。
最近は・・・
深夜の目覚めはあるものの、4週目に入った頃から、若干夢の内容が変わってきたような。
「悪夢」でなく、普通の「夢」になってきたようです。
だって、数日前はそばを打ってたし、その次はどこかで研修会の講師をしてたし、最近気になってるHONDAのCR−Zって車でドライブしてたりってのも出てくるようになりましたから{笑顔}
ある説では、「ニコチンが抜けるまで1週間、タールも抜けるまで1カ月」と聞きますが、頭痛やめまいは完全禁煙1週間くらい、悪夢の退散はちょうど1か月の今くらい。と考えるとばっちりかもですね。
今となれば懐かしくも感じますが、副作用全盛期はあまりのつらさにくじけそうにもなっていました。
その日々をどうして乗り切ることが出来たのか、そしてなぜ今も維持できているのか。
そこには、ある本との出会いがあり、自分の考えの誤りに気付くというプロセスがありました。
いわば「恋人だと思っていた彼女が、実は結婚詐欺だった{はさみ}」的な認識の変化があったのです。
次回はそのあたりに話を進めます。
思えば長文、失礼しました。
2010.
02.
20
ND(ニコチン依存症)を克服し、禁煙するための取り組み第2弾になります。
結論から言うと<色:#ff0000>禁煙継続中色>です。
しかも楽々と・・・
こんなに簡単に禁煙できるなんて、まさに騙された感じがするくらいでもあります。
では、そのためにどんなできごとがあったのでしょうか。
お医者さんは私に何をしてくれたのでしょうか。
時計を巻き戻してまとめていきます。
<色:#0000ff>2月1日(月)禁煙外来初受診色>
診察前に問診票記入をします。しかも禁煙外来は特別に2枚。内容は、これまでの喫煙歴や喫煙量、精神疾患の有無、体調について等、中には「朝目覚めて何分以内に喫煙するか」といった喫煙習慣に関する項目もありました。
禁煙外来は保険診療となり3割負担となりますが、そのためには「ニコチン依存症」である必要があるとのこと。その鑑別の為の調査なんですね。
診察室に入るとドクターは問診票を確認し、いくつか確認をした上で、やおら一言<色:#ff0000>「立派な依存症ですね」色>{タバコ}
そりゃあ「1日40本、2?年間の喫煙、起きて3分で喫煙する習慣・・・」すべてにおいて項目をクリアするため、私は晴れて「ND」の確定診断をいただいたのでした{困った}
インターネットである程度の知識を仕入れ、自分が「ND」であろうとそりゃー思っていましたよ。でもですね、あらためてドクターから確定診断を下されたとき、カルテに「ND」と書き込まれている様子を目の当たりにしたとき、やっぱり心はざわめきました。だって、これまで毎日付き合ってきた私自身の体について、他人があなたは「○○です」と断定するわけですから。覚悟はしていたとはいえ、やっぱそうよねと思うとはいえ、なんともいえない不快感を感じました。
「心細い」というかドクターの次の言動が「怖い」というか、ホントに医者の一言は重いんだと実感しました。いや、他者に「批評・断言」されるってこんな気持ちになるのかという気持ちが強かったのかも・・・
ともあれ確定診断後、本格的な診察になります。D:ドクター N:西風
D:「病院を受診して禁煙に成功する人の割合は6割です」
D:「成功した人としてない人の違いはどうも動機の強さにあるようです」
D:「明確な動機がある人(目標がある、自発的、大病を患っている・・・)は禁煙できやすいですが西風さんはどうですか?」
N:「実は、フルマラソンを走りたいと思っています(これホント{走る})」
D:「立派な動機です。ただ、初めに言ったように成功率は6割です。失敗をしたからと言って命をすぐにとられるわけではない。つい吸ってしまっても、そこで仕切り直しをすればいいんですから、焦らずに取り組んでいきましょうね」
どうですか!この<色:#0000ff>絶妙なモチベーションの高め方色>。
「ND」と診断を下されざわついていた心が落ち着いていきました。
D:「保険適用の禁煙法として大きく2種類があります。一つはニコチンパッチを貼ったりニコチンガムを噛んだりして、代替ニコチンを摂取し禁煙習慣を断ち切っていく方法。もう一つは、中枢神経に作用し、煙草を吸いたくなくなるお薬を服用する方法とあります」
D:「前者の成功率は当院では2割5分、後者は6割ちょっとです。前者はパッチを貼る場所がかぶれちゃう人がいます。また、ニコチン自体は摂取するので、パッチ終了後喫煙してしまう方が多いようです。後者は煙草を吸いたくなくなるし、臭い自体も嫌いになる働きがあります。が、頭痛やめまい、便秘などの副作用が強く出る人もあり、そのため継続断念ということがあります」
なるほど、複数の治療法を提示し、互いのメリットとデメリットを説明してくれるんですね。この段階での「自己選択」はモチベーションアップに必ず繋がります。
だって「与えられた」のでなく「選んだ」のですから。
私は副作用というものをこれまでに経験した覚えがなかったことと、薬が「中枢神経に作用する」という説明に興味をもったこともあり、後者の「投薬」による治療を行うことにしました。
もらった薬はこれです。
開いてみると、おー分かりやすい!視覚的に構造化されています{拍手}
<色:#0000ff>『α4β2ニコチン受容体部分作動薬 チャンピックス』色>
作用としては
?シナプス間隙にある「ニコチン受容体」と結合し、少量のドーパミン等の放出を促すことでタバコを吸った際に近い満足感、高揚感を味わえるようにする。→<色:#ff0000>吸いたくなくなる色>
?タバコを吸った際には、すでに受容体と結合しているため、拮抗薬として働き、吸った満足感を味わえなくする。→<色:#ff0000>美味しくなくなる色>
と、いう働きがあるそうです。
ほんまかいなって感じですね{ドクロ}
この薬を3日目までは0.5?×1錠
その後7日目まで0,5?×2錠
2週目から12週目まで1?×2錠
と、服用します。
しかも、一週間目は喫煙可!{キラキラ}
なんじゃそりゃというか、タバコ様と今生の別れではなくなるという安堵感からか顔がほころぶ西風でした。
さて、服用開始は同日の夜、食後に0.5ミリグラム錠を一つ服用し、治療が始まりました。
いつものように喫煙していた私に変化が現れたのは2時間後です。
「タバコの味が薄い」
というか、「巻いてる紙のような後味が残る」
むむむ、なんかおかしいぞ。と思いながら、そーんな馬鹿なとおもいながら就寝しました。
<色:#0000ff>翌日2日色>。
やっぱり「薄い」
しかも「まずい」
昨日まで職場だけで20本は吸っていたタバコ、この日は10本しか吸いませんでした。一日量も半減以下に
<色:#0000ff>3日色>
喫煙所となっている小屋のにおいが耐えられなくなり足が遠のきました。
車にタバコを置くようになり、吸いには行くものの「美味しくない」
この日から一日量一桁に
<色:#0000ff>4日色>
この日は意図的に職場にタバコを持ち込みませんでした。
それでもセーフ
というか家でも2本だけ、2月2日に買った箱がまだ余ってます。
<色:#0000ff>5日色>
なんと初の一日ノースモーク。
箱には後2本残っていますが、手を出す気にならずって感じです。
という序盤戦。
気づけば一週間の猶予をまたずに完全禁煙に突入です。
いやいや、すごいぞ「チャンピックス!」
現在禁煙に取り組んで20日。
無事に継続中です。
チャンピックスさまさまではありますが、やはり良いことばかりではなく。
現在はずいぶん収まったとはいえ、<色:#ff0000>副作用に悩まされる日々色>を経験することになります。
この辺りこそが、我々が理解しておかなくてはいけないことなのでしょうね。
その話は次回に持ち越しです。

