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2009. 09. 30  
しばらくの間、この話題に触れることができませんでした。 ブログを立ち上げさせていただき、普段感じているもやもやを定期的にまとめることで、自分が今、何を考えているのか、何をしたいのかを明らかにできればと思っています。 が、この話題については、教師として私が子どもたちにどのようなスタンスで関わるべきなのか、考えるほどに混乱してしまっていました。 現時点で行き着いたのは、私は「きちんと背筋が伸び、両足が床にしっかりとついている」お子さんを増やしたいのでなく、「姿勢が崩れてしまうお子さん」を周囲の先生方に理解していただきたいというところです。その理解の上に立ってこそ、具体的な支援が有効に働くと感じています。 この、基本スタンスを忘れずに書き進めさせていただきます。 さて、これまでのブログにおいては、以下のトピックを立てていました。 http://edublog.jp/nagasaki-northstars/category_6/ ?基本的な考え方 ?固有受容覚と前庭覚 ?身体各部に力を入れる感覚を高める ?どの部分に力を入れるか、抜くか。身体的プロンプト ?あえて作る不安定 ?支援ツールの紹介 ?と?について、以前まとめていますので、本来なら??と進むべきなのですが、今回はその前に、なぜ「姿勢が乱れるのか」を考えたいと思っています。こんな風に話題を展開したら、どこで収束するのよー(汗)となりがちですが、ご容赦ください(笑)。 教室を訪問させていただいたり、通級指導を行ったりしている際に、姿勢が崩れがちなお子さんをお見かけします。 代表的な姿としては・・・ A:机に対して正対して座っていない B:猫背になっている C:お尻を座面前にずらして、反り返っている D:片足を座面に上げて座っている E:一定の姿勢で止まっていない というところでしょうか。 では、なぜこれらのようになってしまうのでしょうか。 実際に教室訪問をさせていただいた場合、授業後に担任の先生へのフィードバックを行いますので、その際に分かりやすく伝えることができるように、まずは以下のミスマッチがないかを確認するようにしています。 ?教材のミスマッチ ?環境のミスマッチ ?関わり方のミスマッチ いくつかの例から具体的に考えてみます。 ?教材のミスマッチ  このミスマッチは実に多く見られるものの、通常教室においては配慮ができにくい最たるものです。  お子さん自身の理解する能力に対して、「進度が早すぎる」「漢字を読めないためにプリントに取り組めない」「果てしなく問題が続く・・・」といったミスマッチが、意欲をそぎ落してしまっている様子を見るのはつらいものです。  さまざまな方が書籍やブログで実践を公開されていますので、ミスマッチの軽減法については触れませんが、実際に担任の先生と継続をして関わる必要のある私にとり、この部分に介入するのは大変に気を遣います。    そんな弱腰で!と叱られるかもしれませんが・・・  なんせ、小学校で学級担任をされている先生はお忙しいです。次から次に行事があります。進度も気になります。毎時間違う教科の準備をする必要があります。  テンパっておられる状態の先生に「モア支援」を求めるということは、さらなる負担をかけてしまう、言い方やタイミングを誤り否定されているような感覚を与えてしまう可能性もあります。  だからこそ、丁寧に慎重に、あくまで現状にちょっと手を加えることで変化が期待できる部分からの提案になっていくわけです。支援員さんへの効果的なオーダーも有効でした。(この点についてはまた後日に)  でも、姿勢の乱れたお子さんのうち多くが、授業中につまらなそうな表情をしておられることを思い浮かべると避けては通れないものですよね。
?環境のミスマッチ  「★さんはすぐ猫背になるんです」「☆さんはそっくり返ります」「■さんは足が机の足間から外に飛び出してしまいます」    学校では、身体発育に応じて、標準的な机椅子の高さが概ね定められています。 「椅子に深く座った状態で、かかとがしっかり床に届き、机は肘を自然に下ろした高さ」といった風にですね。  最近は見かけることが少なくなりましたが、低学年の教室では、模範児童の写真入り掲示物が貼ってあったものでした。  でも、上記の標準的な高さはすべてのお子さんにとって適切なのでしょうか。  現在、我々特別支援教育に携わる者の口癖は「個に応じる」ですよね。では机や椅子の高さももっと柔軟に試してみるのも方法と考えています。  例えば、「猫背が強い★さん」には、机面を胸近くまで上げてもいいでしょう。「そっくり返る☆さん」には、椅子の高さを上げてみるのも効果があるかもしれません。  まずは、身体発育に伴う机椅子の調整、加えて標準的な高さにのみこだわらない柔軟さをお伝えするように心がけています。  他にも体が横に向きやすいお子さんの相談を受けて観察に行ったら、窓際の端っこだったという笑い話も(汗)、視空間認知や視覚記憶が苦手なお子さんって、ちょっとねじれた角度がつくだけでもきっと見えにくいはずですよね。  このように、環境のミスマッチについては、比較的先生方にもご提案しやすい部分です。
?関わり方のミスマッチ  もともと、子どもたちは(大人も含めて)、学習意欲を旺盛に持っているものであるはずです。褒められて頑張り、叱られて涙ぐみ、そして克服して認められ。教室は本来ワクワクする空間でありたいものですね。  そして、その空間をプロデュースする役目を負うのが教師であり、共に刺激し合う仲間が級友であるとも言えると思います。  姿勢が崩れ、授業に対して無関心のように見えるお子さんをこっそり観察していると、1時間の中で何度か、顔が上がったり、鉛筆を握ったりという瞬間を見せてもらうことができます。  多くの場合、先生が黒板に小黒板や絵などを貼られた瞬間であったり。課題の指示を受けて一斉に取り組みを始める瞬間が多いようです。  この部分でのミスマッチが見られる場合には、聴覚的な理解が苦手なお子さんには視覚的な支援を、見通しを持たせることで安定するお子さんなら黒板の左端などに単位時間の流れの明記をであったり、机間巡視の際にまずはそのお子さんに関わっていただき方向付けをしていただいたり、などと提案させていただいています。  また、姿勢の崩れているお子さんを見つけると「姿勢っ!」と言いたくなりますが、「あらーみんな姿勢のよかね〜」とか「△さんの姿勢はほれぼれするね〜」といったポジティブ言葉も大切ですね。なにより、そんな言葉がよく聞かれる教室では、子どもたち同士の関わりがとてもあたたかく感じます。  関わり方のミスマッチ。最近は特別支援系の啓発も進んだため、先生方にも比較的受け入れやすいものではありますが、実際に支援が継続して行われているのかという点ではどうやら別問題のようです。  定期的に教室を訪問して、先生方のご努力をうまく見つけ、上手にフィードバックすることでその関わりが維持されていくように関わる必要を感じています。
気づけば、だらだらと長文になってしまいました。 一番お伝えしたかったことは、「姿勢が崩れやすいお子さんをどうにかしようとする前に、ミスマッチがないか我々支援者が立ち止まることが必要なのでは」ということです。  そのミスマッチをうまく整えることによって、多くのお子さんは笑顔で学習に参加してくれると思っています。学習へ参加する意欲が高まれば姿勢の問題は大部分で解決できるのかもしれません。  もちろん、お子さんの中には身体各部の感覚の特異性があったり、運動企画がスムーズでなかったり、緊張の度合いを調節することが難しかったりすることで、うまく姿勢の保持ができない方がおられるのも確かに感じます。 「在籍教室におけるミスマッチの解消」と「個別指導における感覚統合」はセットで行うとさらに効果的なのは言うまでもありません。  本シリーズ次回こそ、実際に教室で行っている感覚統合アプローチについてまとめたいと思っています(汗)。 (今回の記事はシリーズの都合上「感覚統合」カテゴリーにさせていただいています。ご容赦ください)   
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nishikaze8

Author:nishikaze8
子どもたちとの学びは発見と感動の連続です。

将来の自立に向け、常に根拠のある関わりができるように心がけたいと思っています。

特別支援教育士
臨床発達心理士
ビジョントレーニングインストラクター

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