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2010. 10. 30  
10月9日から11日の間に愛知県立大学で開かれたLD学会 西風も仲間と一緒に自主シンポジウムを開かせていただきました。 自主シンポジウムの様子はこちらをどうぞ その際にいただいた感想用紙に、「ご質問には答えます」と大見得を切ってしまったところ、実にたくさんの方からお尋ねをいただきました{汗} ご質問を含め、ご感想を読ませていただくと、担任の先生であったり、療育の先生であったり、保護者さんであったりとそれぞれのお立場で、<色:#0000ff>子どもたちの視機能に対して意識を振り分けて実践されておられる方が増えてきておられる様子がよく伝わってきます。 いただいた感想の中からいくつかをご紹介し、今後の取り組みのあり方について思いを巡らせてみたいと思います。 取り上げさせていただくご感想は、特定を避けるため一部加筆したり修正したりしております。
まずは、作業療法士さんからのご質問です。 <色:#0000ff>「キャッチボールをする映像の中で、バランスボードに乗って行われていたのはなぜですか?』 西風の教室では、ビジョントレーニングの目的だけでなく、巧みな動きを高めるために<色:#ff0000>{野球}キャッチボールはよく行う活動です。 いろんなバリエーションをつけて行っているのですが、今回の映像ではバランスボードにのってもらっていました。 揺れるボードの上で、バランスを崩さないように調整しながらキャッチングをすることで、重心の移動など、<色:#ff0000>より複雑な運動企画を引き出することを目的としているのですが、 ビジョンの観点から見ると、<色:#ff0000>頭が動いたり傾いたりしても、目標物をとらえ続ける処理を引き出すことも期待できます。 そのような処理のことを、感覚統合療法の中では<色:#ff0000>「前庭動眼反射」というそうです。 西風はソフトボールを趣味としているのですが、冬場を越えて久しぶりの試合や練習となると、パーンっとあがったフライを追いかける際にボールがぐわんぐわんと揺れることがあります。 練習を重ねているうちに、どんな体勢で走ろうともボールはピタッと止まって見えるようになるのですが、これはまさに「前庭動眼反射」がアシストしてくれているからなのだそうです。 思えば、全力でボールを追うために走ると、頭は身体の動きに合わせて上下したり前後したりと揺れ動きます。そのような中で飛んでくるボールをピシッとロックオンする。これって実はかなり高度な調節や処理がなされているのですよね。 私にとって専門外のことですので説明はできませんが、この<色:#ff0000>「前庭動眼反射」が出てこないが故に、転びやすかったり、他人にぶつかりやすくなったりしているお子さんは多くおられると思われます。 本来であれば、外遊びの中で自然と身につく物なのでしょうが、お子さんによっては意図的な場面設定が必要なことがありますね。 つまり、着座など安定した姿勢で頭を動かさずに眼球を動かす活動と、ダイナミックに動きながら目標を見続けたり、読み上げたりという活動との両方をお子さんに合わせて取り入れていくことが大切なのだと思っています。 前庭動眼反射など感覚統合に関する知見は、「カワヤス」先生のブログが大変わかりやすいです。 カワヤス先生のブログへジャンプ
続いての質問は特別支援学級の先生からです。 <色:#0000ff>教室でビジョントレーニングを行っています。 お子さんの中に、指標を左右に動かしたり、左右にジャンプさせたりしている活動で、真正面を眼球が通るときにがたつく感じを見せることがあります。 どのような原因が考えられますか? 両眼で周囲を見た際には、左側の景色は左目が大部分と右目のちょっと、右側の景色は右目の大部分と左目のちょっとが<色:#ff0000>カバーしあいながら情報を得ています。 それが視神経を通り後頭葉の視覚野へと導かれ、認識に繋がっていくのですが、 左右の目から<色:#ff0000>別々に取り入れた情報をあたかも一つの画像として統合する必要があります。 そこがスムーズになることで両眼視が整い、ひいては奥行きをとらえる立体視の能力に繋がっていくことになります。 その一連の流れの中で、例えば左右に通過するものを追いかけてみる際には、ちょうど鼻の前、<色:#ff0000>真正面を通る瞬間に、左目優位の情報から右目優位に切り替える必要があるのです。 そこの受け渡しがうまくできないと正面でがたつくという状態が見られることが多いようです。 実際に西風の指導の中でも、左右のサッカードに取り組んだ際、<色:#ff0000>指導前期には正面を通過する時にほぼ毎回まばたきを入れるお子さんが、指導後期の習熟した段階では、まったくまばたきをいれなくなりました。 「眼球運動のがたつき」を感じるには、経験による習熟が必要になりますが、「まばたき」に着目してみるというのは、とっかかりとしてわかりやすいと思われます。 加えてですが、一つ目のご質問で行っていた「キャッチボール」 基本的な形は両手で取って、投げるというものでしょうが、時折正面から右にボールがきたら左手で、左にきたら右手でキャッチという風に、手をクロスさせるように指示を出すことがあります。 このような動きを、<色:#0000ff>「正中線交叉の動き」というのですが、眼球運動の左右のがたつきのあるお子さんの中には、この動きを大変苦手にしておられる方もおられるようです。 眼球の動きと、身体全体の動き、分けて行うトレーニングも必要でしょうし、連動させることも必要なのでしょうね。 今後も楽しみながら取り組んでいきます。
そのほかたくさんの方からご感想やご意見をいただきました。 シンポジスト全員で拝見し、今後の実践に生かしていこうと話しをしております。 皆さん本当にありがとうございました{キラキラ}
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プロフィール

nishikaze8

Author:nishikaze8
子どもたちとの学びは発見と感動の連続です。

将来の自立に向け、常に根拠のある関わりができるように心がけたいと思っています。

特別支援教育士
臨床発達心理士
ビジョントレーニングインストラクター

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