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2011. 01. 30  
アセスメントのあり方や現在教室で行っている内容をまとめなおすために立ち上げた本シリーズも3回目となります。 前回はどのような範囲、視点でアセスメントするかについて、国際生活機能分類(ICF)をベースにまとめました。 記事はこちらです。 写真は本文と関係ありません
今回は、アセスメント方法について、概略をまとめていきたいと思っています。 なお、このシリーズは『「特別支援教育の理論と実践」特別支援教育士資格認定協会編:金剛出版』を参考に、西風が加筆してまとめています。 <色:#0000ff>?アセスメントの2つの視点  お子さんの<色:#0000ff>現在の育ちの状態を見つめ、今後の支援に繋げていくために、また実際の関わりがどの程度影響を与えているかについて評価をするためにアセスメントは行います。  一般にアセスメントというと、WISCやビネーといった発達検査を思い浮かべる方が多くおられると思います。  これらのように検査具を使用し、標準化されたデータに基づいてお子さんの状態像に迫るものを<色:#0000ff>「フォーマルアセスメント」といいます。  それに対し、学習の様子を観察したり、保護者さんにインタビューをしたりして見取っていくものを<色:#0000ff>「インフォーマルアセスメント」といいます。  お子さんの姿を、正しくかつ立体的に映し出し、よりマッチした支援を構築するためには、その両方の視点が必要になります。
2つの視点について、もう少し詳しく見てみます。 <色:#0000ff>?インフォーマルアセスメントについて  インフォーマルアセスメントには、 主に生育歴や、既往歴、これまでの経過などを保護者さんや関係した支援者さんに尋ねる「発達アセスメント」と、 実際に現在のお子さんの様子を観察して状態を把握する「行動観察」とがあります。 <色:#0000ff>☆ 「発達アセスメント」 を行う一番の機会は、保護者さんとの教育相談の場になります。 出産時の状態や身体発達、言葉の発達についての気づき、他人との関わりについてのエピソードであったり、乳幼児検診などでの結果などについて対話の中でうかがっていくことになります。 が、実際に教育相談の場でこれら発達アセスメントに関する項目を話題に挙げるには、互いの信頼関係が必要であったり、教育相談に対する保護者さんのニーズを見極めたりする必要があります。 保護者さんとの信頼関係もできていないのに、出生児の様子を細かく尋ねたり、対人関係の悩みを感じてきておられるのに、幼少時の対人トラブルのエピソードを教えていただこうとしたりすることは、必要以上に保護者さんを不快にしたり、追い詰めたりしてしまうかもしれません。 あくまで、今のお子さんの状態を元に話しながら、必要に応じて発達上のエピソードをうかがう。そのあたりのさじ加減を上手になりたいと常々思っています。 またこの点については、医療機関がなされるように、ご家庭で記入したものを持参してもらったり、就学に関して別に提出されているものを事前に拝見し、必要な部分は別に把握しておくといった手立てをしておくべきだなあとも感じています。 大事なところではありますが、自分の中でちょっとおざなりにしてきた部分でもあるので、今後機会を見つけて検討していきたいものです。 <色:#0000ff>☆「行動観察」 この行動観察の視点こそ、我々教師はしっかりともっておきたいと思っています。 目的としては、<色:#0000ff>今後必要となるアセスメントの予想を立て、子どもと状況との関連について予測をもち、子どもを取り巻く環境や環境中の援助資源を見つけることなどが挙げられます。 具体的には、学習の際につまずいている部分であったり、そこでの具体的な姿であったり、他との関わりや、教師の声のかけ方、教材教具との適応状況。書字の様子、着座姿勢、掲示物の状況など多岐にわたります。 帰省してきた親戚のお子さんの成長ぶりには驚くものの、我が子の成長にはちょっと鈍感になることってありますよね。 毎日関わっておられる担任の先生たちはまさにその状態でもあります。 <色:#0000ff>お子さんの実際の生活を観察し、担任の先生と共にその状態を把握していく部分にこそ「行動観察」の意義があると考えています。 これまた、詳細は別記事でまとめたいと思っています。
<色:#0000ff>?フォーマルアセスメント なんらかの検査具を用い、標準化されたデータを元にお子さんの状態像を明らかにしていくものをフォーマルなアセスメントといいます。 フォーマルアセスメントは、「知能や認知特性をみるもの」、「学力をみるもの」、「行動や社会性をみるもの」という3つに概ね分けることができます。 項目だけになりますがそれぞれを見てみましょう。 <色:#0000ff>☆心理アセスメント〜知能や認知特性〜  <色:#0000ff>知能や認知特性を把握し、支援者が互いに共有できる客観的な視点を得ることが心理アセスメントの目的になります。 西風の教室でとらせていただいているものとしては ・ウェクスラー式知能検査(WISC−3) ・K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー ・グッドイナフ人物画検査(DAM) ・新版フロスティッグ視知覚検査(DTVP-2) ・眼球運動検査(NSUCO) ・数字読み検査(DEM) ・近見遠見数字視写課題(n/f NCT) が、あります。 ☆学力のアセスメント〜読み書き・算数〜 <色:#0000ff>現在の達成水準であったり、つまずきの内容や指導との関係をみたりします。 日々の単元テストの達成度や記入、誤答の特徴からは実に多くの情報が得られます(担任の先生との連携となるので、私の立場からは若干活用が難しいのですが、可能な限り、関わりのあるお子さんのテストは拝見するようにしています) その他にも、 ・読み書きスクリーニング検査(インテルナ出版) ・森田ー愛媛式読み書き検査 を使わせていただいています。 <色:#0000ff>☆行動・社会性のアセスメント <色:#0000ff>障害特有の状態を把握したり、気になる行動と状況の関連を明らかにしたりするために行います。 フォーマルなものだけでなくインフォーマルなチェックリストなども含まれます。 ・LD判断のための調査票(LDI-R) ・広汎性発達障害評定尺度(PARS) ・日本感覚インベントリー(JSI-R) ・見る機能チェックリスト(奥村) ・社会性評定尺度(岡田) ・心の理論課題 これらのものを活用させていただいています。
このようにまとめてみると、<色:#0000ff>「共通言語」としてのフォーマルアセスメント、<色:#0000ff>「ライブな姿を映し出す」インフォーマルなアセスメントと言えるのかもしれません。 フォーマルなアセスメントを教師がとれるにこしたことはありませんが、まずはインフォーマルなアセスメントの視点を確かに持っておきたいものです。 次回はインフォーマルなアセスメントの中の「行動観察」について、西風が教室訪問する際のことを思い出しながらまとめる予定です。
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nishikaze8

Author:nishikaze8
子どもたちとの学びは発見と感動の連続です。

将来の自立に向け、常に根拠のある関わりができるように心がけたいと思っています。

特別支援教育士
臨床発達心理士
ビジョントレーニングインストラクター

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