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2011. 05. 19  
アップが遅くなりました。 昨日は運動会。 夜半に降った雨でグラウンドの回復処理が大変でしたが、なんとか実施できました。 曇り空であったため、子どもたちの疲れ具合も若干緩和されてよかったのかもしれません。 <色:#ff00ff>写真は本文と関係ありません
さて、アセスメントを考えるシリーズは視覚機能のアセスメントに話が移っています。 前回は、教室での観察や保護者さんとの面談を通して、視覚機能に着目してお子さんに関わる判断の視点をまとめてみました。 それを受けて、今回は視覚機能について西風自身が教室で行っているアセスメントを紹介します。 視覚機能のアセスメントは大きく分けると <色:#0000ff>?眼球運動のアセスメント ?視知覚認知のアセスメント に分かれると考えています。 それぞれについて見てみましょう。 ?眼球運動のアセスメントは以下の <色:#0000ff>?-1追従性眼球運動(パスート) ?-2衝動性眼球運動(サッケード) ?-3輻輳の3つが挙げられます。 <色:#0000ff>?-1 追従性眼球運動(パスート)  ゆっくりと動く指標を滑らかに追いかけることができるかを観察します。  目から約30センチほど離れた位置で、指人形などの座標を動かします。それを見つめる眼球の動きにがたつきや飛びがないかを確認していきます。    左右に指標を動かす際には<色:#ff0000>中央を通過する際にがたつかないか確認が必要です。  体の真正面のこの部分を「正中線」といい、左右の視覚野の情報が受け渡されるポイントでもあります。その部分のスムーズさが影響を与えることもあるようです。  眼球の動きに加えて<色:#ff0000>顔が動くお子さん、顔は動かないけど、<色:#ff0000>眉や頬の筋肉も動いちゃうお子さん、<色:#ff0000>同じ場所をじっと見ることができず視線が動いてしまうお子さんについては、パスートの弱さが感じられると言うことになります。  アメリカで開発された「NSUCO」という尺度では、直径20CMほどの円で指標を動かし、その際の眼球や首、体の動きについて得点化していきます。  そのようなフォーマルな方法で経過を見たり、映像を残したりしておくと、成長が見えやすくなりますね。 <色:#0000ff>?-2衝動性眼球運動(サッケード)  目標から目標へ視点を正確にジャンプさせることができるかを観察します。  指標を二つ提示し、メトロノームのリズムに合わせたり、教師の指示に従ってそちらを注視したりします。  これも左右の動きでは、<色:#ff0000>正中線を通る際にがたつくお子さんがおられます。また、正中線あたりでまばたきを入れるお子さんもがたつきがあることが多いようです。  上下や斜めにも、<色:#ff0000>直線でなく軽く弧を描くこともあるので観察します。    また、気づくと<色:#ff0000>顔の向きが変わり、徐々に斜めになっていくお子さんもおられました。  前述したNSUCOでは、左右に20CMほど離した指標を、テスターの声かけで注視し5往復。その際の動きについて得点化していきます。  テスターの声かけで注視点をジャンプさせる時は、同じ場所をじっと注視する(固視)ことも見る視点となります。
  <色:#0000ff>?輻輳   両目を寄せる力を観察します。  正面に構えた指標を、鼻先に徐々に近づけ、どのくらいの距離で2つに分かれるかを観察します。  鼻先から<色:#0000ff>5CM程度まで近づいても、両目が寄り、像が一つのままならオッケーです。  お子さんによっては、<色:#ff0000>ちかづく指標を見続けることができなかったり、近づくにつれ、<色:#ff0000>片目の焦点が外れてしまったりすることもあります。 眼球運動についての3つのアセスメントを紹介しましたが、どのアセスメントも<色:#0000ff>映像で残すことをお薦めします。もちろん、学習の様子もです。 一朝一夕で伸びが見える部分ではない眼球運動ですが、1年前の画像と比較すると改善が見られたりするものです。指導者自身の総括のためにも、何よりお子さんの達成感のためにもどんどん映像で残していきましょう!
加えて、眼球の動きを評価する一つの指標として <色:#0000ff>DEM(Developmental Eye Movement test) を使用しています。 縦に並んだ数字の速読と、横に虫食い上に並んだものの速読 その両方にかかった時間や間違いの数、横読み時間÷縦読み時間で算出される比率を指標とし、その変化を記録していきます。 以下のサイトで輸入代行をされています。 http://www.rigakukan.com/dem.html このサイト自体がお奨めです。特にLDセンター奥村先生の寄稿文が分かりやすいですよ。  
<色:#0000ff>?視知覚認知のアセスメント 本教室では、 <色:#0000ff>DTVP−2(フロスティッグ視知覚検査第2版) という検査を使い、視知覚認知についてフォーマルなアセスメントをとっています。 視知覚認知については、書字や音読の状態や、漢字テスト等での特徴的な間違いの傾向、日常の学習参加についての観察など、インフォーマルなアセスメントが中心となるため若干漠然としたものになりがちですね。 この検査を友人のオプトメトリストに教えてもらいとり始めてから、子どもの姿をまた別の角度から見ることができるようになりました。 下記アドレスから購入することができるようです。 http://www.proedinc.com/customer/productView.aspx?ID=718 クレジット決済になるのでしょうね。 日本での標準化はなされていませんが、米国のデータがありますので参考にすることができると思います。 また、日本語訳もされてないので英語の上手な友だちや保護者さんが必須かも{注意} この検査は全部で8つの下位検査により実施します。 下位検査は「運動を伴わない視知覚」と「運動を伴う視知覚」に分かれています。 「運動を伴わない視知覚」の下位検査は図版を見ながら指さしで答え、「図形と素地」「形の恒常性」「空間関係」「形態完成」の4つから成り立っています。 「運動を伴う視知覚」については実際に記入用紙を活用し、「目と手の協応動作」「模写」「空間認識」「素早い協応動作」に取り組みます。 実施時間は40分ほどでできるので、学校でも比較的取り入れやすいアセスメントです。
DEMやNSUCO、DTVP−2など視覚機能に関するアセスメントについては、奥村先生が書かれた以下の書籍が詳しいです。 ビジョントレーニングを含め、子どもの視覚機能に関する困りや、具体的な対応の例など大変参考にさせていただいています。 http://amzn.to/lwxUxP 視覚機能のフォーマルなアセスメントについてまとめてみました。 重要な情報入力器官でありながら、その個人差がなかなか主観的にとらえにくい「視覚」について、支援者の共通言語に翻訳するという意味合いからも、このようなアセスメントは大切だと思っています。
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プロフィール

nishikaze8

Author:nishikaze8
子どもたちとの学びは発見と感動の連続です。

将来の自立に向け、常に根拠のある関わりができるように心がけたいと思っています。

特別支援教育士
臨床発達心理士
ビジョントレーニングインストラクター

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